バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第8部 カンボジア、ベトナム、ラオス

フエ-サワンナケート ~ラオス入り…米・キャベツバス

2007年11月6日

午前6時という早朝の集合で、ベトナム・フエからラオスの首都・ビエンチャンへと出発。昨日、一昨日と夕食を共にした日本人男性3人(タツヤ、ジュン、ケン)も一緒だ。

7時、近所のガソリンスタンドからバスが出発する。聞くところによると、ビエンチャンまでは3回の乗り換えが必要で、この日はローカルバス利用で行くのだという。しかし、ここで乗ったバスはツーリストバスで、4人とも笑顔になる。
しかし、笑顔はすぐに引きつることになる。

8時30分、ドンハという街でビエンチャン行き組はバスを下ろされ、狭いワゴン車へと乗り換えさせられる。バスそのものはサワンナケート行きで、ビエンチャン行き組はここから別、ということらしいが、ここまでは快適なツーリストバスで来たというのに、極端なグレードダウンである。
バスは途中で地元の人や荷物を乗せたり下ろしたりしながら国境へと進む。10時30分前に、ラオバオのボーダーに到着した。
ベトナム側の国境ゲート
ベトナム側の国境ゲート
ラオス入り
ラオス入り

ベトナム側の出国手続きは何事もなくあっさりと終了。歩いて短い橋を渡り、ラオス側のイミグレーションへと移動する。
入国カードに必要事項を記入してパスポートと一緒に提出して、日付の入ったスタンプを押してもらう  ――  ここまではこれまで経験してきた国境越えと同じだ。しかし、パスポートを返してもらえると思いきや、係員がこんなことを言い出す。
「10000キップ、もしくは1ドル」
「は?何のお金?」
スタンプ代
入国スタンプを押してもらうだけで1ドルもの金を払わなければならないなんて、聞いたことがない。しかし見ていると、地元の人たちも普通に10000キップを支払っている。パスポートを"人質"に取られていることもあり、釈然としないまま皆、1ドルずつ支払ってパスポートを返してもらう。

いずれにせよ、これで無事、ラオス入りである。

次のバスに乗るには1kmほど歩かなければならないという。バックパックを背負ってはいるものの、普段の私なら1kmぐらい余裕の距離だ。しかし私は、2日前にぬかるみで足を滑らせて右足にけがをしていて、まだ痛みが引かない状態だった。ほんの1kmといえども苦痛の徒歩となった。ラオスに来た、という感慨も、痛みにかき消されてしまう。
1km先にあったバスは、タイ国境の街サワンナケート行きのもので、サワンナケートで更にビエンチャン行きに乗り換えることとなる。車は絵に描いたようなローカルバスで、エアコンなし、リクライニングなし。東南アジアではぬくぬくとツーリストバスに乗り続けていたが、久々にオンボロでの移動となる。
12時前、出発。最初は、途中で何度も人や荷物の乗り降りがあるのではと危惧していたが、回数はそれ程なかった。しかし、荷物を下ろす時に、一回の停車でかなりの時間がかかる。

17時ごろ、バスはあと少しでサワンナケートという所まで来ていた。ふと対向車線を見ると、車内の後ろにキャベツのような野菜をぎっしりと載せたバスが停まっている。
「あんなバスにだけは乗りたくないな」
と話していたら、バスが止まり、乗務員が私たちに声をかける。
「ビエンチャンへ行く人はあれに乗り換えてください」
米、キャベツバス
米とキャベツで満載のバス
 ―― 「あんなバスに乗せられる」どころか、「あのバスに乗せられる」羽目になってしまった。車内にはキャベツのほか、米の袋も、通路にまでびっしりと積まれている。
乗り心地の悪いローカルバスには既に慣れていたが、こんなバスはさすがに初めてだった。思わず、
このキャベツや米と一緒に、自分たちも肉として市場に運ばれてしまうのではないか
などというブラックジョークが頭をよぎってしまう。

20時ごろに食事タイムがあったおかげで一旦気持ちをリセットすることができたが、ビエンチャンへの道はまだ長い。

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