バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第9部 雲南南部

シーサンパンナ-3 ~景真八角亭とメコン

2007年11月19日

景真八角亭
景真八角亭
景洪からバスを乗り継いで西へ2時間ほど行った所に、景真八角亭という一風変わった仏教建築があるというので、出かけてみた。
勐海という街でバスを乗り換え、田舎道を進むと、工事渋滞に当たってしまった。「あとどのくらい?」と運転手に聞くと「1kmぐらい」だというので、そこからは歩くことにした。
暫くすると、右手の山の上に寺院が見えてくる。
景真八角亭は、その静かな寺院の一角にあった。その名の通り、上から見ると八角形になっている堂である。下部分は八角柱、屋根の部分は八角錐になっていて、特に八角錐の各面に、上に行くほど小さくなっていくようにしてへばり付いている三角屋根が特徴的だ。シーサンパンナ建築の代表的存在と言っていいだろう。
周りは一面、のどかな田園地帯。風景がのどかであれば、人ものどかである。寺院に続く橋の上を、農作業帰りの女性が歩いてくる。境内には孫を背負ったお婆さんがいて、カメラを向けると満面の笑みで応えてくれた。

農作業帰りの女性
農作業帰りの女性
素敵な笑顔
素敵な笑顔

シーサンパンナ建築の代表的存在と言えば、昨日自転車で行くのを諦めた曼飛龍仏塔もある。しかし、道が悪く、バスでも景洪から4時間かかるという。これを見るだけのために1日のほぼ全てを費やしてしまうのは余りに無駄がある。それに、昨日シーサンパンナ原始森林公園で見た白塔が、どうやらこれに酷似しているらしいのだ。
そんなに似ているのなら、もういいだろう ―― 曼飛龍仏塔は完全に諦めることにした。

メコンに抱れた景洪に戻ると、ふとラオスでやったように、メコンの川辺でビールとしゃれこみたくなってきた。近くの店でこの地の地ビールである瀾滄江ビールを買って川原に下りてみた。
しかし、瀾滄江ビールはビアラオに比べて薄く、味気ない。
味気ないのはビールだけではなかった。メコンも、ラオスや、その上流にあるゴールデン・トライアングルと比べ、迫力も風情も数段劣る。これらから更に上流にあるので狭く、小さくなるのは当然なのだが、それを差し引いてももの足りない。
いや、メコンだけではない。風情も人も決して悪くはないのだが、シーサンパンナそのものが、ラオスと比べるとどうしても見劣りしてしまう。
ラオスを別天地であるかのように感じ、気に入ったということもあるのだが、私は、中国で未到達の最後の大物・シーサンパンナに満足できずにいた。
或いは私の心が中国から離れつつあったことの表れだったのか…。

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