ハノイ-5 ~水上人形劇
2007年12月7日
フエからのバスは午前6時半ごろ、4日ぶりのハノイに到着。今回も宿はホアンキエム湖北の旧市街にとり、朝食はやはり屋台でフォー。屋台のおばさんともすっかり顔なじみとなり、具をサービスしてもらったりもした。
既に街中の名所は大体見終えていたので、少し範囲を広げてテレビ塔あたりまでぶらぶら歩いてみたり、国営百貨店5階のカフェから街やホアンキエム湖を見下ろしたりして過ごす。
ハノイは大きなビルやテレビ塔もあれば人もバイクも多く、昨日までいたホイアンやフエに比べれば都会で、喧騒の街であることは否めない。しかし、新しきと古きが混在する町並みの雰囲気や緑の多さも手伝って、どこかゆったりとしていて、いわゆる"首都らしさ"を感じない。それがハノイのよさだろう。

(左)テレビ塔の見える風景
(右)古きと新しきが混在する風景
変わったことをしたと言えるのは、ロイ・ヌオックと呼ばれる水上人形劇を見に行ったことぐらいか。
記録に残っている範囲内でも12世紀には既に行われていたロイ・ヌオックは現在、私が行ったハノイのホアンキエム湖北東岸にある劇場などで見ることができる。私が訪れたのもその劇場だ。

ロイ・ヌオック(水上人形劇)
ステージの上に設置された大道具の前に水が張られ、その上で20ほどのショートストーリーが演じられた。
大まかな動かし方はすぐに分かった。水の下に棒が隠れているのが見えたからである。しかし、その棒だけで動かしているとはとても思えないほど、人形たちの動きは細やかだ。釣りをする人、農作業をする人、船に乗る人、宮廷を訪れた使節団、鳥のカップルや龍、そして以前書いたようにハノイでは伝説も残っている亀などの動物、踊る女性たち ―― 人形たちはベトナム民族音楽に合わせて、時に優雅に、時にユーモラスに水の上を縦横無尽に動き回る。
この劇場、ホー・チ・ミンが子供たちのために造ったものなのだが、大人でも、言葉の分からない外国人でも十分に楽しむことができる。人形劇と言って侮ることはできない、完成度の高い見世物だ。
明日は郊外へ。いよいよ東南アジア周遊のしめくくりである。




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