バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

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アテネ、スニオン岬 ~国立考古学博物館とアッティカ半島最南端

2011年5月5日

宿の中庭で朝食をとるが、椅子がことごとく濡れている。夜のうちにかなりの雨が降ったようだ。

午前中は先日見損ねた国立考古学博物館を訪れる。この日は開館時間に踊らされることなく入場することができたが、団体客、特に社会科見学の地元の学生たちが多く、余り落ち着いて参観することができなかった。

国立考古学博物館の展示国立考古学博物館の展示国立考古学博物館の展示
国立考古学博物館の展示

先日訪れたイラクリオンの考古学博物館が小規模で展示品も“目玉”に欠けていた印象を受けたのに比べ、こちらは60以上もの展示室を有するとてつもなく広い敷地面積と、“目玉”が幾つもある充実した展示品の数々が目を引く。
レリーフや陶器、黄金のマスクなどが並ぶ中、量・質共に最も充実しているのが大理石やブロンズの像だ。「ポセイドンのブロンズ像」「アフロディデとパンとエロスの像」「馬に乗る少年」など、髪の毛や腹筋の割れ目まで忠実に描き出している写実性には目をみはるばかりだ。
唯一残念だったのは、全ての展示室を見ることができなかったこと。「エジプトコレクション」など興味深い部屋もあったのだが、メンテナンスのためか閉鎖されていて中に入ることができなかった。
スニオン岬
スニオン岬
スニオン岬のポセイドン神殿
スニオン岬のポセイドン神殿

以上で、アテネ市内で訪れたかった場所は全て訪れた。あとの1日半はアテネ近郊を巡ることになる。
半日でどこか行くことができる場所は ―― と、ガイド本のページをめくっていると、「スニオン岬」という文字が目に留まった。アッティカ半島最南端の岬で、考古学博物館近くから出ているバスで約2時間だという。夕陽の景色が美しいらしいが、折しも天気は雨模様で夕陽は全く期待できない。しかし、もう一度エーゲ海を眺めたい思いに駆られて、行くことにした。

スニオン岬にはアポロ・コーストの海辺の道を1時間半程バスに揺られて到着した。
ひとまず雨はやんでくれたが、空は相変わらずどんよりと曇っている。エーゲ海も灰色がかって美しいオーシャンブルーとはいかなかったが、曇っている割には水平線だけは遥か向こうにくっきりと見ることができた。
この岬で存在感を示しているのが、ポセイドンの神殿だ。ポセイドンは海の神なので、この場所に祀られるのはなるほど、と思わされる。この神殿が夕陽に染まる光景こそスニオン岬の一番の魅力らしいのだが ―― それはもはや、求めるまい。

暫く海と神殿が奏でるハーモニーを楽しんでいると ―― また雨が降り出した。
[このくらいでいいだろう]
雨宿りをしながらバスを待つが、なかなかやって来ない。もはや海よりも、眼下に見えるアテネ方面への道路をバスが走って来ないかということの方が気になるようになっていた。ようやくやって来たバスに乗り込み、アテネへの帰途に就く。

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