バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

フィンランド、スウェーデン

ストックホルム-2 ~ドロットニングホルム宮殿とユールゴーデン島

2018年1月6日

ストックホルム2日目。本日は昨日購入したストックホルムパスという1日観光周遊券とトラベルカードという1日交通周遊券でストックホルムを周遊する。 クララ教会
ビルの間から見えるクララ教会
まずは郊外から攻めようと、ストックホルム中央駅から地下鉄に乗ることにする。
中央駅前から向かい側に目をやると、尖塔が印象的なクララ教会がビルの隙間から見えた。入場することはしなかったが、取りあえず一つ、ストックホルムの名所を見ることができた。

中央駅から地下鉄でブロンマプランまで乗り、そこからバスに乗り換える。
バスで移動中、橋を渡る。広い川かと思いきや、それはスウェーデンで3番目に広い湖であるメーラレン湖の一部で、橋はそこに浮かぶセルゲン島に渡るものだった。
セルゲン島から更に橋を渡り、ローベン島へ。橋を渡ってすぐの場所に、今回の目的地はあった。
その目的地とは、ドロットニングホルム宮殿。17世紀に建てられた王家の離宮で、世界遺産にも登録された建築物だ。 ドロットニングホルム宮殿
ドロットニングホルム宮殿
バロック様式の外観は美しくも威風堂々としていて、「北欧のヴェルサイユ宮殿」という異名が実にしっくりと来る。
しかし、外観以上に「ヴェルサイユ宮殿」だったのは内装だった。あちこちに金が施されていてきらびやかであり、そして、壁を埋め尽くさんばかりに無数の絵画が掛けられている。壁だけではない。一番見事だったのは、3階の広間に描かれた天井画だった。 ドロットニングホルム宮殿内部
ドロットニングホルム宮殿内部
ドロットニングホルム宮殿の天井画
天井画が見事
宮殿裏手の庭園も、広々としていて、均整の取れた美しさがある。これもまた、ドロットニングホルム宮殿がヴェルサイユ宮殿に比される所以なのだろう。 ドロットニングホルム宮殿の庭園
ドロットニングホルム宮殿の庭園

来たときと同じようにバス・地下鉄を乗り継いでストックホルム中央駅に戻る。
更に、駅から少し離れた所からトラムに乗り、今度はユールゴーデン島に向かう。 スカンセン
スウェーデンの古民家を再現したスカンセン
スカンセンの風車
古い趣きの風車
島の西側の丘はスカンセンという野外博物館になっていて、木造の家屋や風車など、古き時代のスウェーデンをしのばせる建物が並んでいる。その陰からヴァイキングがひょっこりと顔を出してきそうな雰囲気すら感じられた。 ヴァーサ号博物館
ヴァーサ号博物館
島の西端の海辺にはヴァーサ号博物館があり、中に入ると巨大な木造の船舶が圧倒的な存在感で鎮座している。現存する唯一の17世紀の船舶ということだが、1628年に一度沈没したものを1961年になって海底から引き上げたのだという。
時を経ること300年以上――よくぞ形を留めていたものだ。海の藻屑と消えた船員たちもこれで浮かばれただろうか。 北欧民俗博物館
北欧民俗博物館
北欧民俗博物館の展示
北欧民俗博物館の展示
そのすぐ隣には、宮殿のような立派な外観の北欧民俗博物館がある。入館するとまず、巨大なグスタフ・ヴァーサ王の像に出迎えられた。
その名の通り、北欧の文化・民俗・歴史の様子がよく分かる展示がされている。じっくり見て回ったら数時間かかりそうだが、今回は1日でどれだけの名所を訪れるかの勝負だったので、残念だったがざっと見るだけで終わらせ、慌ただしく次の目的地へと向かった。

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