バス憧れの大地へ

富士山

山麓ぶらり

薩埵峠

2014年11月24日

三保の松原からバスでJR清水駅へ移動。そこから東海道線で1駅東の興津へと向かう。
興津は更に1駅先の由比とともに東海道の宿場町として「興津宿」「由比宿」と呼ばれた街だ。この両者の間にある薩埵峠が今回の目標だ。
列車を下りて興津駅を出ると、右側に東海自然歩道の案内看板が見える(写真左)。それに従って、正面の道を進んで1つ目の信号で左折する。暫くは「これ本当に東海自然歩道?」という自動車道の歩道を歩くが、やがて薩埵峠への案内板が見えてくる(写真右)。
ここから先は要所要所で案内板が出ているので迷うことはない。但し、これらの案内板に書かれている所要時間はかなり適当。普通に歩けばそれよりもかなり早く到着することができる。

案内板

暫く舗装道路を歩いた後、山道の入り口に到着。
しかし...
薩埵峠入り口の墓場
ここから入るんですか??
めっちゃ不吉なんですけど...^^;

墓場の合間をぬって、本格的な峠への道が始まる。ここで杖のレンタル(無料)があったので、迷わず2本借りてトレッキングをやる人がやるように両手で杖を繰り出しながら山道を進む。そもそも長さも傾斜もそんなにきついコースではなかったが、おかげでかなり楽々にあるくことができ、「薩埵峠」の碑のあるビューポイントにはものの5分で到着することができた。
そして、そこから見えたのは...
薩埵峠からの景色
駿河湾!
東名高速!
東海道線!

今回、静岡側からいろいろな場所で富士山を見てきたが、ここからの風景は一際素晴らしかった。湖と富士山の取り合わせは何度も見てきているが、海との取り合わせは雄大さが違う。そして、大自然に挟まれた高速道路や鉄道という"文明"の取り合わせも面白い。昨日富士川で感じた『最先端の文明と言えども、地球の、宇宙の営みと比べれば小さい』という印象もあるにはあったが、何かうまく"文明"と"自然"が調和しているようにも思われた。

そして、このビューポイントから平坦な道をもう少し東へ進むと、もう一つのビューポイントがあった。
薩埵峠からの景色
ここでは、東名高速と国道1号線が絡み合うように交差している風景が見られた。写真の構図としては、こちらの方が面白いかもしれない。

暫く歩くと山道が終了し、駐車場に出る。ここから終点の由比駅までは舗装道路になるが、この道筋には古民家が幾つも残っていて、宿場町だった頃の由比の風情を感じることができる。
由比の古民家

興津駅を出発してから写真を撮りながらのゆったりペースで2時間45分。由比駅に到着。ここでハイキングを終えて清水に戻る。

いや、良い風景を見ることができた。良い写真を撮ることができた。
ちょっと時間はかかるし山道を歩くことにもなるが、富士山好きなら一度は訪れたいビューポイントである。

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