バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

ジャワ島(インドネシア)、シンガポール

プランバナン-1 ~ヒンドゥーと仏教の共存

プランバナンのロロ・ジョングラン寺院
プランバナンのロロ・ジョングラン寺院
スラカルタからのバスがプランバナンに到着したところで途中下車。往路では立ち寄らずに過ごしたプランバナンの遺跡を今度は訪れる。

先日訪れたボロブドゥールが仏教遺跡であるのに対してこちらは、規模はともかくとして一見アンコール・ワットにも似たヒンドゥー教の遺跡だ。ボロブドゥールからは直線距離で45kmほど離れているが、「僅か45km」と言って差し支えないだろう。建設時期も、ボロブドゥールの方が少し先のようだが、いずれも9世紀ごろと接近している。違う宗派の大遺跡がこれだけ近い場所に、近い時期に造られたというのは、インドネシアの多様性が今に始まったことではないことの象徴であるようにも思われる。
ロロ・ジョングラン寺院の塔
ロロ・ジョングラン寺院の塔
先ほど「一見アンコール・ワットにも似ている」と書いたのが、プランバナン遺跡の中心的存在であるロロ・ジョングラン寺院だ。これがアンコール・ワットに似ているゆえんは、塔が同じような配置で建てられていることにあるのだが、よく見るとアンコール・ワットの塔が建物の上に重ねるように建てられているのに対し、ロロ・ジョングラン寺院は平らな台座の上に建てられているという違いがある。アンコール・ワットの方は土台である建物の屋根には上ることができないのに対し、こちらは台座に上がることができるので塔を近くから見ることができるのがいい。
近くに寄ってみると、遠目で見た時とは違う印象を受ける。遠目で見ると寺院の横の広がりを感じるが、近くから見ると、当然と言えば当然だが、一つ一つの塔の高さが強調されて見える。
塔をよく見ると、ボロブドゥールのベル(鈴)型ストゥーパとよく似た形の装飾が施されているではないか。ボロブドゥールであのストゥーパを見た時は「これが『ボロブドゥール様式』みたいなものなのかな?」と思ったが、もしかしたら「古代ジャワ様式」みたいなものが両者に表れているのかもしれない。
塔の近くには寺院のパーツと思われる大きな残骸が転がっていた。また、寺院周辺には建物の跡とがれきが転がっている。恐らく往時のプランバナン寺院はもっと建築物が多い大規模なものだったのだろう。

ルンブン寺院
ルンブン寺院
セウ寺院
セウ寺院

ロロ・ジョングラン寺院のほか、遺跡公園内にはルンブン寺院セウ寺院などがある。プランバナンの中心的存在であるロロ・ジョングラン寺院は完全なヒンドゥー寺院だが、このあたりはヒンドゥーよりも仏教の色彩が濃くなっている。
遺跡公園の外には更に大規模な仏教遺跡があるという。ヒンドゥー教よりも仏教に共感を覚える私は、遺跡公園の外に出てその遺跡へと足を動かした。

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