バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

カナダ西部

ホワイトホース-4 ~この日はオーロラ無し、ダウンタウンへ

2020年1月1日

年が明けた。

とはいえ、日本との時差は-17時間だ。「ゆく年くる年」はとっくに終わっている。

今宵も昨日に続き、夜通しでオーロラ観賞に挑む。
空は快晴。星がよく見える。
0時、1時半、2時半、3時半、5時半と、途中仮眠を挟みつつ、繰り返しカメラと三脚持参でコテージの外に出て、北の空に向けて目を見張り、何度もシャッターを切った。
星はよく見えるが、オーロラは…
星はよく見えるが、オーロラは…
しかし、この日のオーロラは、肉眼で捉えることはおろか、カメラですら認識することができなかた。やはり予報通り、「オーロラ活発レベル」が弱すぎたようだった。
その後、8時に起床。北極圏に近い地の冬なので、まだ空は暗い。これがこの日のラストチャンスだったが――やはりオーロラは見えなかった。

ここTriple B Bed n Breakfastでのオーロラチャレンジはこれで終了。この日も母屋でマダム・シャロン手製のパイを朝食に頂いた後、隣のコテージの日本人カップルと一緒に、郊外のロッジを後にする。
2人はこの日のうちにホワイトホースを去ってしまうが、私はダウンタウンでもう1泊、ホワイトホースに滞在する。そして最後の夜も、オーロラ観賞ツアーに参加することが決まっている。果たして、初日を超えるオーロラを見ることができるか。

ダウンタウンではエリート・ホテルという街中の宿に泊まった。ダウンタウンでは最安値の部類に入るホテルだが、立地が便利だし、部屋も(必要以上に)広くて居心地も良く、全く問題ない。

時刻は10時30分。午後1時からツアーに参加する予定なので、ダウンタウンを巡る時間は僅かに2時間半だ。

ホワイトホースは、カナダ・ユーコン準州からアメリカ・アラスカを流れてベーリング海に注ぐ全長3185 km(信濃川の8.7倍)の大河・ユーコン川に抱かれた街だ。19世紀末、この川を更に下った場所にあるドーソン・シティのクロンダイクで金脈が発見されたことによるクロンダイク・ゴールドラッシュを機に集散地として発展する。 ユーコン川
ユーコン川
川岸の一角に、大きな白い船が展示されていた。SSクロンダイク号という名のこの船は、20世紀前半にこの川を行き来してホワイトホースの発展に貢献した船である。夏季には中を見学できるそうだが、冬は残念ながら閉ざされていて、入ることはできなかった。 SSクロンダイク号
SSクロンダイク号
次の目的地は博物館。参観に時間を要する場所なので急ぎたいが、降り積もった雪の影響で少し歩きにくい。
11時半、マクブライド博物館に到着――しかし折悪しく、元日のこの日は休業日となっていた。翌日は開業するようだったが飛行機の時間に間に合いそうにない。
先住民の時代~ゴールドラッシュ~現代に至る歴史や動物等の自然・風土など、ユーコン準州の全てを知ることができると聞いていただけに残念だった。 マクブライド博物館
マクブライド博物館
ホワイト・パス&ユーコン・ルートの上にたたずむSL
ホワイト・パス&ユーコン・ルートの上にたたずむSL
博物館から道の向かい側に目をやると、川べりに何かたたずんでいるのが見えた。
SLだった。車両基地のような建物から延びている線路の上に、機関車と客車1台が繋がっている。
この線路もまた、ゴールドラッシュを機に敷かれたものだった。アラスカ南東の港町・スカグウェイを起点とするホワイト・パス&ユーコン・ルートである。このSLもその当時のものだろうか?
この路線、現在ではホワイトホースの南65kmのカークロスまでの運行となっていて、この場所に見られる線路は既に廃線となっている。しかし、2000~2018年の間、一部の区間でトローリー電車が運行されていたらしい。

それにしても、博物館を参観する予定だった時間が余ってしまった。昼食を取るにしても、やはり元日だからか、開いている店が少ない。
そこで、先程別れた日本人カップルが空港へ向かうまでの時間を潰すために入ったコーヒーチェーン店に私も入り、食事がてら談笑させてもらった。
こういう時、一人旅の身には「旅の道連れ」は非常にありがたい。

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