バス憧れの大地へ
        海外の旅行記とチベットのこと  by カズ@憧れの大地 
出版物

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第8部 カンボジア、ベトナム、ラオス

ホイアン-フエ ~ミーソン断念

2007年11月4日

トゥボン川
前夜の雨で増水したトゥボン川
滞在期間の関係(ビザなしで日本人がベトナムを旅行できるのは15日間)で、ワカナとユウマが先にフエへと向かった。
私も同じ時間に出発のミーソン遺跡ツアーに出かけるため、宿のフロントで車を待っていたが、電話を受けていたフロント嬢が無情な知らせを告げる。
「今日のミーソン遺跡ツアー、キャンセルとなりました」
今日もだめだったか ―― 結局、フエ行きのバスが出るまでユウマたちと談笑。一緒にいたサナエとヒカルという日本人女性が言うには、
「夕べもかなりの雨が降りましたよ」
私は熟睡していて全く気づかなかったのだが、そういうことらしい。そのために、今日もミーソン遺跡への道は水没である。
明日まで待つか ―― しかし、天気は相変わらず雨。水量は多くないが、やむ気配はない。明日も同じことの繰り返しのような気がしてきた。それに、ツアーを明日に回してしまうとまた先の日程がきつくなってしまう。

[ミーソン遺跡は諦めよう]

残念だが、そう決断せざるを得なかった。そして、ミーソンへの未練を断ち切るために 一刻も早くここを立ち去ろう・・・。
雨のホイアン
雨のホイアン
雨に濡れるホイアンの街
すぐに、通しのオープンツアーバスチケットを買ったシンカフェに出向くが、本来あったはずの午後のバスはなくなったという。宿のフロントで問い合わせたところ、こちらは午後のバスが2.5ドルであるというので、通しで買ったホイアン→フエのチケットは破棄 し、こちらでフエに向かうことにした。

しかし、すぐそこにあるホイアンへの未練はそう簡単に断ち切れない。バス出発までま だ時間があるので、もう一度ホイアンの街を巡る。
相変わらず、雨に濡れそぼるホイアンの町並みは不思議な風情を放っている。一方で、 昨日ほどではないものの、溢れた川の水が相変わらずほとりの道を浅い水路にしてしまっている。
私の胸中には、雨の風景を楽しむ気持ちと、ミーソン行きを阻んだ雨を恨めしく思う気持ちとが交錯していた。

午後2時前、フエ行きのバスがホイアンを経つ。雨はやむ気配が全く無い。ホイアンのすぐ北にあるダナンでも川の水位がかなり高くなっていて、海はその濁流を吸い込んで真茶色になっている。

3時間あまりでフエに到着。こちらも道路が水没している。サンダル履きでよかった ―― と思ったその時、バックパックを背負ったまま足を滑らせてしまい、右足親指と人差し指に傷を負った。一転して、サンダル履きが仇になってしまった格好だ。
すぐ近くのビンジュオン1というゲストハウスに行ってみると、バンコク、プノンペン、ホーチミンでも会った日本人男性・花猫とまた再会する。
部屋で傷の手当てをして、花猫と少し話をした後、表を歩いていると旅行社の前で、今朝別れのあいさつをしたばかりのユウマとまたまたばったり。その後ワカナも現れた。2人はこれからハノイに向かうという。私の次の目的地は違う方向なので、彼らとは今度こそお別れだ。
宿に戻ると、花猫もハノイに向けて旅立って行った。しかしその後も、ニャチャンやホイアンで会ったタツヤ、サナエ、ヒカルといった顔ぶれがぞろぞろと現れる。
ベトナムは南北に細長い。旅のルートが重複してくるのも必然といったところだろうか。
と、もう一人知った顔が現れた。先日ニャチャンからスーパーカブでフエを目指すと言って旅立って行ったケンである。今にも泣き出しそうな憔悴しきった顔をしている。
そう言えば、私もケンが出発したすぐ後にニャチャンをバスで発ったのだが、恐ろしいほどの雨と風だった。そんな中をスーパーカブで走ったのだから、そりゃ憔悴するだろう。 鍋料理
まあ鍋でも食べて温まりな

タツヤ、サナエ、ヒカル、ケン、そしてケンと親交のあったジュンという男性も合わせた6人で夕食に出かける。震えるケンのために鍋料理を注文した。
話題は当然のことながら、ケンの苦労話が中心になった。
「横風でトラックが何台も倒れている中を走ってきました・・・」
「風よけのためにトラックの真後ろを走っていたら、そのトラックが急ブレーキをかけて ―― 慌てて身をかがめて、トラックの下に潜り込みました・・・」
「泊まる所が無くて、民家に飛び込んで、ア○フルのくぅ~ちゃんみたいに目で訴えかけてようやく、馬小屋で寝させてもらいました・・・」
などなど。苦労話は絶えない。
よくぞご無事で。お疲れ様。

前  ホイアン-2(2007年11月3日)  TOP  フエ(2007年11月5日)  次

にほんブログ村 旅行ブログ 海外一人旅へ 旅行・観光ガイド たびすまいる アルファポリス

このページの上へ 

出版物 出版物 出版物
※リンク先はサイト内の紹介ページです


Copyright(C) 1999- a-daichi.com All Rights Reserved.