バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アメリカ、メキシコ、キューバ

ロサンゼルス-3 ~ロスと日本人

2016年10月27日

ハリウッドから、先ほどフラッグスタッフからの列車が到着したユニオン駅方面に一旦戻る。

ダウンタウンと呼ばれるこの界隈の一角に位置する、日本人コミュニティであるリトル・トーキョーを訪れてみた。
街の中心にある日本村プラザは、日本食のレストラン等が並ぶ明るい雰囲気の場所だ。特にここで食事するでもなく、明日には日本に戻っているのだが、しばし母国の雰囲気を楽しんだ。
リトル・トーキョーの日本村プラザ
リトル・トーキョーの日本村プラザ
リトル・トーキョーの日本村プラザ
日本食のレストランが軒を並べる

そしてここには、「アメリカの日本人」の歴史を語る施設がある。全米日系人博物館がそれだ。
館内では、日本人移民が海を渡ってアメリカにやって来た経緯、移住してからの暮らしぶりを紹介する展示がされている。
全米日系人博物館
全米日系人博物館
そしてそれ以上に心に深く刻まれたのは、日本とアメリカが敵対した第2次世界大戦期当時に彼らに降りかかった、差別、強制収容等の受難の様子を語る展示だった。
彼らの苦難については、山崎豊子の小説「二つの祖国」を原作とした大河ドラマ「山河燃ゆ」(1984年)を見ておおよそ知っていはいたが、こうして当時のリアルな様子が伝わってくる史料や写真を見ていると、その当時以上に心が痛む。
全米日系人博物館の展示
全米日系人博物館の展示
日系移民受難の時代の展示
日系移民受難の時代の展示
人に異国人・異民族への憎しみを抱かせ、異国人・異民族を虐げさせる――戦争とか差別とかいうものがいかに下らないものかをあらためて思い知らされる。どんな国籍、どんな民族であろうとそれは同じことだが、私の同胞である人々が受難をしていたと思うと、その気持ちはやはりより強くなる。

リトル・トーキョーからはシビック・センターなどが建ち並ぶ官庁街をぶらり。メトロのシビック・センター駅まで歩く。
リトル・トーキョー近くから見るシビック・センター
リトル・トーキョー近くから見るシビック・センター

ここでロスの街巡りは終了。メトロでロサンゼルス空港に向かい、18時35分のアメリカン航空便で東京・羽田への帰路に就く。

2週間という、ここ最近の私の旅からすれば比較的長い期間だったが、それでもメキシコ、キューバ、アメリカの3か国を巡るのには決して十分な期間ではなく、せっかくキューバまで足を運んだのに1泊2日で終わらせなければならない程だった。日程は事前にかなりがっちりと組む必要があり、以前の長旅のように気まぐれで予定を変更する余地など一切無かったのが、少々窮屈だった、

今回はいずれも初めて巡り歩く国ばかりとなり、憧れていた場所は憧れの通りのイメージであり、一方で、その国の知らなかった側面が見えてきてそれまでのイメージが(いい意味で)覆されることもあった。
これで、今まで余りいい印象を持っていなかったアメリカも少しは好きになれたかな、という気がした。

また来ることもあるかな?

――と思いきや、この旅が終わった後、アメリカでとんでもない大統領が誕生してしまい、また私の心はアメリカから少し離れてしまうのだった。

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