バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第3部 チベット

ラサ―ナムツォ ~写真撮影でいさかい

2007年7月4日

この日はラサを離れて200kmほど北上し、日帰りでナムツォという湖に出かける。

途中、山が見えるビューポイントで休憩を取る。しかし、ここでトラブルが発生した。
山の景色を撮っていたワタルに突然、地元のチベット人が絡んできたのである。
「お前、俺の写真撮ったな! 金払え!」
事前に注意があったのだが、ここで地元チベット人の写真を撮ると金を要求されることがあるのだ。しかし、ワタルは山の景色を撮っただけで、人を撮ったつもりは全く無いのである。
「ほら、ここ!」
デジタルカメラの液晶を見ると、豆粒ほどに人が写っている。 ここでの撮影は要注意
このあたりでの写真撮影は要注意。
この程度でも写っていれば金を要求される
これで「自分が写っている」と主張するのは余りに図々しい。
「分かったよ、消せばいいんだろ!」
と言ってワタルは写真を消去したが、それでもチベット人は引かない。いやむしろ、他のチベット人たちもやって来て寄ってたかってワタルをに詰め寄ってくる。
[多勢に無勢じゃないか、卑怯だぞ!]
私も間に入ってワタルに加勢する。
暫く膠着状態が続いたが、結局、漢人ガイドが20元ほど彼らに渡してその場は収まった。しかし、私たちは治まらない。
「何で払ってしまったんですか!?」
納得がいかず、冷静さを失っていた私たちは、ガイドの大人の対応にすら怒りをぶちまけていた。
一矢報いずにはいられなかった。バスに乗車してここを去る際、私は彼らを入れて写真を撮った。これならもう追いついて来れまい。
バスの中で、日本語のできる若い中国人女性がガイドの話を伝えに来た。
「チベット人の中には、危険な人もいます。自分から写真に入って来てお金を要求することもあります」
油断も隙もあったものではない。悪質な者になると、旅行客やガイドに暴力を振るう者もいるようだ。
まあ、どこの国にでもああいうゴロツキはいるものだろう ―― 冷静になった私はそれで済ませることにした。しかし、当事者だったワタルはこれがきっかけで、少々チベット人不信に陥ったようである。 ヤクの糞
堆く積み上げられたヤクの糞

それはさておき、ラサを出発してから約3時間半ほどして、ナムツォのゲートをくぐる。更に30分ほどでランツェン峠に差し掛かると、眼下に真っ青なナムツォの湖面が見えてきた。
峠を下りて暫く平地を走る。時折、堆く積み上げられたヤクの糞が見受けられる。ヤクの糞は、チベットでは貴重な燃料なのだ。

ラサを出発してから約4時間半。ナムツォに突き出ている半島・タシ島に到着。ここでバスを降りてナムツォ散策となるが、移動時間が長かったのに比べて自由時間は僅か1時間。急ぎ足の湖巡りになってしまった。
(ちなみに、ナムツォにはラサからの1泊ツアーに参加して行くのが一般的である)

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