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世界への旅(旅行記)

アジア周遊第3部 チベット

  ダム ~陸路で国境越え

約40kmの悪路に悩まされること2時間。22時、ようやくダムの街に到着した。

5人で近くの食堂に行ってみると、ガイド氏もいた。彼にビールをおごってもらい、別れの乾杯をする。
食堂には、こんな写真が飾られていた。
食堂に飾られていたエベレストの写真
そこには、私たちが終に見ることのできなかったエベレストの全貌がくっきりと写っていたのである。
こんなエベレストを見たかった・・・

ともあれ、今回のチベットもいよいよ明日が最終日である。

2007年7月22日

ダムの街は斜面の急な山腹の上につくられた街である。チベットの街らしくマニ車が安置された廟やタルチョのある風景が見られる。
ダムの街
谷の方へ目を移してみると、はるか下の方に、小さく街のようなものが見える。間違いない。あれが今から目指そうとしているネパール側の国境の街・コダリだ。しかし、思っていた以上に遠そうだぞ。私たちは歩いてコダリまで行こうと考えているのだが、幾ら下り坂ばかりだとはいえ、大丈夫だろうか。
コダリの街が見える

両替を済ませた私たちは11時すぎ、いざダムの国境ゲートに向かう。
ダムの国境ゲート
出国手続きを済ませ、当初の予定通り、私たちは徒歩でコダリへの坂道を進んだ。しかし、やはり思っていた以上に距離がある。直線距離だけでも結構ありそうなのに、道はヘアピンカーブの連続だ。メンバー全員「このまま歩いて行くのはかなりきついのではないか?」と考え始める。
ダムのイミグレーションを越えたところで「車に乗らない?」と呼び掛けられたのを振り切ってまで徒歩にチャレンジした私たちにとって、ほんの序の口で諦めてしまうのは実に口惜しかったが、無理は禁物だ。私たちは下ってきたワゴン車を拾って"友好橋"と呼ばれるチベット-ネパール国境に架かる橋の手前まで乗せてもらった。

友好橋の入り口でパスポートチェックを済ませ、橋の上を歩く。
中央辺りに来たところで、橋の上にうっすらと線が引かれている――これこそまさしく、チベットとネパールの国境線である。
この線を跨いだ瞬間――私たちは1秒前とは違う国に足を踏み入れていた。

さらば、チベット・・・
そして、初めまして、ネパール・・・

ここからは久々の、未知の国である。

「第4部 ネパール」に続く

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