バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

アメリカ、メキシコ、キューバ

メキシコシティ-1 ~再びメキシコへ

2016年10月16日

サンディエゴ~サンフランシスコとユナイテッド機で移動して、更に同社の便で向かったのは、メキシコの首都・メキシコシティ昨日アメリカのサンディエゴからメキシコのティファナに日帰りで行ったばかりだが、そのままメキシコ入りはしなかった。というのは、治安面で余り評判のよくないティファナをバックパック背にノロノロ動き回ることに対する不安もあったが、上記の便の組み合わせが1万3000円と格安だったからというのが大きな理由だった。

ここからが、本格的なメキシコ巡りである。

機内泊でまだ暗い午前5時すぎに到着。メキシコシティもまた治安が余り良くないと聞いていたため、暗いうちに動き出すのがおっくうで、空が白み始めたところで、メトロバスで街中に移動する。
メトロバスは、メトロ(地下鉄)と並ぶメキシコシティの基幹交通網だが、市内に入って暫くは「これが首都の基幹ルートなのか?」という路地裏のような一方通行の狭い道を走る。 メトロバスが走る細い道
メトロバスが走る細い道
やがて、市中心のソカロ(中央広場)近くを通る。とはいえ、メトロバスの路線は目抜き通りから外れていて、相変わらず道は狭い。それでも、サント・ドミンゴ教会といった古めかしい建物が建ち並ぶ光景に、メキシコの首都らしさが段々感じられてきた。 サント・ドミンゴ教会
サント・ドミンゴ教会道
やがて左折してラザロ・カルデナス通りに入り、ようやく首都らしい広々とした道路に出る。更にイダルゴ通りを右折し、革命記念塔の近くで下車。バス停からすぐの場所にある日本人宿をメキシコシティの寝床に定める。 革命記念塔
革命記念塔
宿の近くの屋台で朝食をとりながら、この日一日をどう過ごすか考える。
まずは体調と相談してみた。機内泊で疲れていないかということもあったが、この地が海抜2300mという高地で、昨日まではアメリカ太平洋岸のほぼ海抜0mの場所にいてそこから一気に上がってきたのですぐには順応できないのではないかという懸念もあった。
しかし、いずれも杞憂にすぎなかった。体調はすこぶるいい。高地順応の方も、3か月前に富士山に登った時に体が慣らされたのか、問題なさそうだった。
それなら早速あそこに行くか、と即行動。屋台のすぐ近くにあったメトロ駅の入り口に潜り込む。

朝のメトロはすこぶる混雑していて、地元の人ですら乗車に躊躇するほどだった。しかし、私はこの程度の混雑は慣れっこだった。なぜなら、日本の通勤電車をほぼ毎日経験していたからである。
「日本のサラリーマンをなめるな~~!!」
と言わんばかりに、デイパックを体の前に回してごった返す車内に背中からダイブ。見事、満員電車への乗車に成功した。
実は、メキシコシティのメトロというのは、治安が良くないと言われるこの街でも特に気を付けるべき場所だ。スリなどがかなり発生するという。そんな満員電車に自らダイブしていくというのも結構な無茶に思われるかもしれないが、細心の注意(デイパックを体の前に回したのもその一環)を払えば、被害は十分に回避できる。

メトロを2号線、3号線、5号線と乗り継いで、北方面バスターミナルに到着。ここからバスで北郊外に向かう。 車窓から見えたカラフルな街並み
車窓から見えたカラフルな街並み
途中、丘の上にカラフルな家が建ち並ぶ光景が見られた。「メキシコ カラフル」で検索するとグアナファトという街がヒットするが、それとよく似た感じである。これもまた、メキシコの文化なのかもしれない。

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