バス憧れの大地へ

世界への旅(旅行記)

ラダック、北インド(2011年)

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インドのマクドナルド

2011年10月22日

ご存知の通り、インドでは宗教上の理由で牛肉が食べられない。
しかし、マクドナルドは普通にある。勿論ビーフハンバーグは無く、チキンバーガーかフィレオフィッシュぐらいしか選択の余地は無い。
前日偶然知り合った日本人2人組から芋づる式に増えた6人の日本人と、この日昼にコンノート・プレイスにあるマクドナルドへ試しに行ってみた。
コンノート・プレイスにあるマクドナルド

店内は、並んでいる客の多さの割には座席が少なく、かなりの混雑ぶり。私たちも店内で食べることは諦めてテイクアウトして外で食べることにした。

どれにしようかな?と少し考えて、名前が一番派手な「マハラジャ・チキンバーガー」のセットを注文した。
マハラジャ・チキンバーガー

まあ、普通にダブルバーガーなのだが・・・

インドのマクドナルドは不味い、とよく言われるが、このハンバーガーはそうでもなく、普通に完食することができた。まあ、味付けはやはり微妙にインド風味ではあるが。

ただ、
冷たいドリンクには普通に氷が入っている。
ハンバーガーには普通に生野菜が入っている。

帰国を目前に、腹を壊したりしないかちょっとだけ心配・・・

ダラムサラ(19)~モモカフェでツァンパ粥

2011年10月13日

マクロードガンジの広場から東へ入り、左側の坂を上ってすぐの所に、モモカフェという小さなチベット料理レストランがある。壁に描かれている招き猫の絵と「おいしいモモを召しあがれ」という日本語が日本人にはいい目印。誰が作ったのか、メニューにも丁寧な日本語が書かれている。
モモカフェ

昼前に近くで用事があった帰りに、食事をしようと寄ってみた。中にはちょうど食事を済ませた顔見知りの日本人もいる。やはり壁やメニューの日本語効果か、日本人にも人気がある。

「何を食べようかな?」
とメニューを見ると、「ツァンパ粥」(メニューの日本語は別の書き方がされていた)あるではないか。
ツァンパとは、炒った大麦を粉にしたもので、チベットの代表的な主食だ。きな粉やはったい粉をイメージしてもらえればいいかと思う。
今回ラダック、ダラムサラとチベット文化圏を回りながらなぜかこの主食・オブ・チベットのツァンパを食する機会には恵まれていなかった。レストランのメニューとしてツァンパを出している所が無かったのである。

[決 ま り だ]

私は迷わず、牛乳とバターを使ったツァンパ粥を注文した。

で、出てきたのが↓これ↓
ツァンパ粥
どんぶりから溢れんばかりのツァンパ粥。表面には黄色いバターが泳いでいる。

では、いただきます。

ツァンパはよくバター茶と混ぜてこねてペースト状にして食べられる。やはりツァンパにはバターとの組み合わせがベストマッチ。今回食べた粥もバター入りで、ツァンパの甘さとバターの塩辛さが絶妙だ。

しかし・・・
食べたことのある人ならお分かりかと思うが、

ツァンパは異様なくらい腹がふくれるのだ。

どんぶり一杯のツァンパ粥――1人で完食できる代物ではない。
大勢で行った時にサイドメニューとして1杯だけ注文するというのがちょうどいいかもしれない。

25日ぶりの美酒

2011年10月 5日

ラダックにいる間、禁酒をしていた。
とはいえ、飲めるのに無理をして我慢していた、という訳ではない。

飲みたくても売っているのが見つからなかったのである。

もしかしたら懸命になって探せばあったのかもしれないが、文字通り“命を懸けて”まで飲みたかった訳でもないので、「無いなら仕方がないか」という位の気持ちで、無理して探して飲むことをしなかっただけのことである。

しかし、ここマナーリーでは、普通に酒屋が営業していた
とはいえ、インドでは酒を飲むという行為は余り好意的な目で見られるものではない。だから、酒を買う時には皆、新聞紙にくるんでもらって酒瓶が表に見えないようにして持ち帰っている(バレバレだとは思うのだが)。
私も、キングフィッシャービールを1瓶買って新聞紙にくるんでもらい、宿に持ち帰った。

相も変わらず冷水しか出ないシャワーを浴びてさっぱりしたところで、さて・・・

シュポッ!
トクトクトクトク・・・

Kingfisherビール

それでは・・・
9月10日にデリーの宿で飲んで以来、実に25日ぶりの美酒を・・・

ゴクッ、ゴクッ
    ・
    ・
    ・
う ま い

五臓六腑に、19時間の長距離移動の疲れがまだ少し残っている体に染み渡る。

少し残念だったのは、「シュポッ」と「トクトクトクトク」との間に「ドボドボドボ」があって、推定でコップ1杯ぐらいが泡とともに消えてしまったことだ。

ちなみに、ビール1本のお値段は80ルピー・・・

ミネラルウォーター1リットルが15ルピー。
ソフトドリンク600mlが25ルピー。

それを考えると、結構な値段だ。

やっぱりこれからも、酒は控えめにしよう。

チベット料理写真集

2011年10月 2日

ここで、今までラダックで出合ってきた代表的なチベット料理を写真つきで紹介しよう。

<モモ>
モモ
チベット料理の代表格。中国の餃子や小籠包に似た料理だが、具の中身は野菜、マトン、チーズなどが主。

揚げモモ
こちらは揚げモモ。

焼きモモ
こちらは焼きモモ。

<ルチョス>
ルチョス
言わばスープモモ。寒い夜に食べると体が温まる。

<ツァンパ>
ツァンパ
チベット人の主食。大麦を炒って粉末にしたもの。バター茶と混ぜてこねて食べたりする。

<トゥクパ>
トゥクパ
チベット料理を代表する麺料理。あっさりしていて美味しい。具は野菜、卵、マトンなどが主。

<テントゥク>
テントゥク
素材や味付けはトゥクパに似ているが、平たい麺を四角く切っているのが特徴。

<スキュー>
スキュー
ストクの「にゃむしゃんの館」でホームステイした時に頂いた、小麦やジャガイモをふんだんに使ったラダックの家庭料理。

<バター茶>
バター茶
以前も書いたが、これを飲まずしてチベット文化圏に来たと言う勿れ!

ところで、本土のチベット料理ではヤクの肉がつきものなのだが、やはり牛を神聖視して食べないインドの習慣からか、ラダックでヤク料理を出す店には1軒たりとも出合うことはできなかった。

バター茶

2011年9月14日

不可解な中止になってしまったコンサート会場から引き揚げてきた私と日本人男子学生の2人は、レーに戻ってきたその足で夕食へと向かった。
私の中でお気に入りとなりつつあったチベットレストランのアムドカフェに行ってみると、日本人旅行者の先客が2人いた。程なくして更に3人の日本人旅行者が――ここは日本人旅行者の溜り場的レストランなのだろうか。

先に来ていた2人が「3品頼んで結構残ってしまった」と言っていたので、私たちはトゥクパとモモの2品に留めることにした――いや、もう1品頼んだ。そんなにお腹がふくれない、チベット名物を・・・

201109140301.jpg

バター茶である。

男子学生も勢いに乗って頼んでしまったが、一口飲んで「そう言えばバターがちょっと苦手だったことを今思い出しました」と顔をしかめる。

私:「チベット人がなぜバター茶を飲むかというと、(肌などの)乾燥を防ぐためなんですよよ」
学生:「あ、そうなんですか。なるほど」
私:「ラダックに来て、一番強烈に感じた匂いは、バターの匂いでしょう? その原因の一つがこれなんですよ」

とはいえ、バター茶の味の濃さと独特な匂いには、慣れないと抵抗感が強いであろうことは間違いない。

――しかし、それでも私は敢えて言いたい。

バター茶の匂いこそチベットの匂いであり、
バター茶の味こそチベットの味である。
バター茶を飲まずしてチベット文化圏に来たと言う勿れ!!

レー外食事情

2011年9月12日

レーに来た初日はなかなか安く食事ができる場所が見つからず、昼・夜といずれもインド料理で一食に100ルピー以上も費やしてしまっていた。
[インドで一食100ルピーもかかったっけ?]
そう感じたのは私だけではなく、同じ宿に泊まっていた夏休み中の日本人学生たちも同じ思いだった。

2日目。状況はようやくいい方向へと傾いてくれた。

早朝、この日の一食目を求めてメインバザールを歩き回っていたら、同じ目的で歩き回っている上記の学生たちに出くわした。
「どこも開いてませんね」
「あそこにベーカリーがあるけれど、閉まってるし・・・」
「あ、ベーカリーといえばもう少し言った所にもう1軒あったな」
私はメインバザールの西側にジャーマン・ベーカリーという店があったのを思い出した。
「ベーカリーでも十分ですよ!」
と学生たちも言うので、そちらへ行ってみると早朝から営業していた。クロワッサンのような小さなものもあれば、その3倍ぐらいのボリュームがありそうなチョコレートパンなどもある。大小1つずつ合わせて70~80ルピーぐらいだが、結構なボリュームで朝だけでは食べきれず残りは夕食に回してしまったほどだった。

そして、昼。
メインバザールから1本裏手に入った路地に、チベット料理店が幾つか並んでいる。初日の夕方も「ここなら安そうだ」と思って入ろうとしたのだが、どの店も扉を閉めてしまっていて入れなかったのだ。
この日の昼は「ここはどうかな?」と入ってみた1軒目がしっかりと営業中。「今日はマトンがありませんよ」とのことだったが、構わない。チベット国旗とダライ・ラマ法王の写真が飾られた店内で、野菜テントゥク(チベット風すいとんといったところか)を頂いた。
テントゥク
メニューに書かれていたマトン・テントゥクの値段は65ルピーだったが、野菜だけの具だと50ルピーまで値段が下がった。
満足だった――しかし、それは安かったからではない。せっかく私が心酔するチベット文化圏に来たのに、これまではインド料理やパンと、チベット料理ではない食事ばかりだった。
[チベット料理を食べたい!]
そんな強い欲求が満たされたことに満足したのである。

ともあれ、これでバックパッカーらしく食事を安く済ませる目途が立った。チベット料理店やジャーマン・ベーカリーには今後、入り浸りになりそうである。

香港の朝

2011年9月10日

香港の朝。朝食がてら宿のある銅鑼湾Causeway Bay)をぶらぶら歩く。
香港の銅鑼湾
銅鑼湾はそごうなどのデパートや商店が建ち並ぶショッピング街で、日本の東京で言えば銀座あたりの位置付けか。
この日は土曜日。休日を利用して、学生たちが募金活動のボランティアに励んでいる。道行く人々に声をかけ、募金をしてもらったら相手の胸などに丸い小さなシールを貼っていた。ちょうど赤い羽根募金のような感じである。

裏道に一歩入ると、安食堂が軒を並べている場所もあり、一日の活動を始める香港っ子たちの胃袋を満たしている。私も朝の賑わいを見せる一軒の店に入る。注文したのは・・・
香港のラーメン
King of B級グルメ・ラーメン!

香港のラーメンは、色は日本のラーメン同様鮮やかな黄色だが、太さがビーフンほどに細いことが多い。
日本のラーメンの方がおいしいとは思うのだが、なぜか香港に来ると朝食にはこのラーメンが食べたくなってくるから不思議なものだ。

午前中は朝食から戻ると、シャワーを浴びたりこの記事を書いたりして過ごす。
今日は夕方まで時間がある。午前中はゆっくりとして午後から本格的に香港の街を歩くことにしよう。
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