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        海外の旅行記とチベットのこと  by カズ@憧れの大地 

世界への旅(旅行記)

アジア周遊第5部 北インド、パキスタン

デリー・1 ~インドの首都

2007年8月7日

早朝、列車がニューデリー駅に到着した。ここが、インドの首都・デリーである。
インドの首都といえば、「ニューデリー」と表記されることが多い。しかし現在、日本の教科書や一部の出版物では単に「デリー」と表記されている。ニューデリーはイギリス統治時代、かつてのデリー(オールドデリー)から少し南へ離れた場所に新首都としてつくられた街である。しかし今では、オールドデリーとニューデリーは完全にくっついていて、境界が極めて曖昧になっている。私も実際にデリーの街を歩いてみて、
[ニューデリーは都市というよりもデリーという街の一エリア名にすぎない] メイン・バザール
メイン・バザール

というのが率直な実感だった。

列車を下りてすぐ、ニューデリー駅前のメイン・バザールへ。ここはデリー随一の安宿街で、大勢のバックパッカーと、それを標的にする客引きが集まる場所なのだ。人が多い上にタクシーやリキシャも遠慮なく入ってくるのでちょっと歩きにくい。
しかし、ネパール・カトマンズのタメルでこうした雰囲気にすっかり慣れていた私は、車やリキシャが通って歩きにくいことを除けば特に何とも感じることもなく、友人に勧められた宿へと、客引きの声に全く応じることもなく進んでいった。

着いて暫くはメイン・バザールで、壊れたデイバッグを新調したりこの先不要なものを日本に送り返したりする。
それから、すぐ近くのニューデリー駅で次の街へ向かうための列車チケットを購入した。駅2階にある外国人専用切符売り場は昨日見たゴラクプル駅のものとは雲泥の差だった。空調が効いていて快適であり、整然としており、簡単なものではあるが時刻表もあってどの列車に乗れば目的の場所へ行くことができるかが一目で分かる。

その後、中心街であるコンノート・プレイスに行ってみたりしたが、何かがもの足りない。

コンノート・プレイス
コンノート・プレイス
ハヌマン寺院
ハヌマン寺院

私がインドに期待していたものは、何か?

混沌…
猥雑さ…
熱気…

熱気は確かに感じられるが、混沌さや猥雑さとなると、実に希薄である。 街全体が整然としすぎているのだ。 この日回ったところで唯一、そうした雰囲気が感じられたのはハヌマン寺院ぐらいだった。あとは日本語を話す怪しげな耳かき屋に声をかけられたぐらいである。

  ぬ  る  い  …

一日だけでデリーを知ることはもとより無理なのだし、この日私が見たのはニューデリーだけなのである。しかしそれにしても、期待外れの感をぬぐえないデリー初日となった。

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