バス憧れの大地へ

雑記ブログ

新カメラ「Nikon1 V1」

新しい職場になってから、悩みがあった。
前職では10時出勤で朝の通勤列車(東京メトロ東西線)の混雑ぶりはまだましだったが、今回は9時出勤。午前8時台前半の地獄の通勤ラッシュともろにぶつかってしまうようになってしまったのだ。

しかし、人ごみの中で身を押し潰されるぐらいなら、まだ我慢できる。
悩みは、そこではない。

一眼レフカメラを毎日持ち歩くことができなくなったことだ。

私の一眼レフはNikon D90。一応、ミドルクラスのデジタル一眼なのでまずまず大きく、これを入れたカバンを満員電車に持ち込むなど迷惑行為以外の何物でもなく、カメラ自体も壊れる危険性に晒されてしまう。

でも、チャチなコンデジは使いたくない…
何かデジタル一眼のサブ機として使えるカメラは無いか…

あるではないか。
最近はやりの、ミラーレス一眼というものが!!

Nikonユーザの私としては、昨年出たNikon1が気になるところだが、お店で手にしてみたところ、絞り優先・シャッタースピード優先等の撮影モードや、ISOなどの設定がダイヤルだけで調整できない操作性の悪さが気になり、どうしようかと二の足を踏んでいた。
しかし、これに決めた。
決め手は、専用マウントを使えばNikonのデジ一のレンズが使えるということだ。
もう一つは、J1とV1の2つのラインアップのうち、V1はミラーレス一眼では珍しくファインダーが標準装備されていることだった。

「写真撮影はファインダーを覗かないと! 液晶モニターでは撮影してる気になれない!」

柄にもなく保守的だが、こういうこだわりは大事にしたい。

 

という訳で、購入しました!

Nikon デジタル一眼カメラ Nikon1 V1 薄型レンズキット ブラック
Nikon1 V1

ダブルズームキットもあるのだが、今回は携帯性を求めていたので、この薄型単焦点レンズのキットを選んだ。
レンズの薄さはこんな感じ。
Nikon1 V1

 

背面はこんな感じ。(私自身は液晶使わないで撮影するつもりだが、参考までに液晶を点けて撮影)
Nikon1 V1

 

そして、先にも書いたように、↓の専用マウント・Nikon マウントアダプター FT1を装着すればNikonの従来のデジタル一眼で使用されているレンズを使うこともできる。
(但し、Nikonの純正のものでないと動作は保障されないもよう。試しにTAMRONのズームレンズを装着してみたが、残念ながらAF使用時にまともに動いてくれなかった)
Nikon マウントアダプター FT1
右側に見える出っ張り部分には三脚ネジがある。大型のレンズを使用する場合には、カメラ側ではなくこちらを三脚で固定できるという寸法だ。
試しに、手元にあった55―200mmのズームレンズを着けてみた。
Nikon V1
このレンズはまだコンパクトで軽いから比較的バランスがいいが、本格的な望遠レンズとか着けるとちょっとボディのコンパクトさとアンバランスかも…

 

で――
肝心な使用感は…

今日買ってきたばかりなのでまだ。

本格的な使用は明日以降。どんな写真が撮れるか、楽しみだ。

100人100旅・「旅PHOTO」写真展@東京・新宿タリーズコーヒー

私も参加している『100人100旅第5弾 旅PHOTO―旅人からの贈り物』参加者が作品を持ち寄った写真展が東京・代々木、函館、名古屋を巡回して再び東京に戻って来て2012年4月1日~30日の間、新宿御苑近くのタリーズコーヒー新宿二丁目店にて開催されています。

100人100旅写真展@タリーズコーヒー新宿二丁目店

100人100旅写真展@タリーズコーヒー新宿二丁目店

100人100旅写真展@タリーズコーヒー新宿二丁目店
※写真はいずれも3月31日深夜の設営作業時のもの

約40人の旅人たちが世界各地で撮ってきた自然・街・世界遺産・人の素敵な写真を一杯のコーヒー代を支払うだけで楽しむことができます。

新宿までお越しの際はぜひお立ち寄りを。コーヒー片手に世界旅行の気分はいかが?

亀戸天神の梅(2012年)

ここのところ休日となると雨にたたられていたが、春分の日の今日は春が近いことを思わせる好天に恵まれた。陽気に誘われ、自転車で30分かけて東京・江東区の亀戸天神に出かける。

お目当ては、梅の花の写真撮影。毎年この時期になると、亀戸天神では梅が境内を鮮やかに彩るのだ。(本来ならもう少し早い時期が見ごろなのだが、今年は寒い日が続いたため見ごろの時期が遅くなったとのこと)
亀戸天神の梅
まだつぼみもあるが、梅はほぼ満開。境内は梅の花を愛でる人々でいっぱいだった。

近くには間もなくオープンの東京スカイツリー。しかし、その東京の新名所が霞むほど、梅の花の色は映えていた。(単なる後ろボケ(笑))
亀戸天神の梅とスカイツリー

こちらはスカイツリーを呑み込まんばかり。
亀戸天神の梅とスカイツリー

ここの梅で一風変わっているのは、↓こちら。
亀戸天神の2色の梅
紅白2本の木が折り重なっている訳ではない。接ぎ木によって、1本の木に赤と白の梅の花が咲くようになっているのだ

亀戸天神の白梅

亀戸天神の紅梅
紅白織り交ぜた花たちの共演。

亀戸天神の梅とウグイス
ウグイスも花を愛でにやって来た。(どこにいるか探してみよう)

4月まであと11日。肌寒い3月だったが、春は近い。

小石川後楽園の紅葉

そろそろ秋真っ盛り。紅葉の名所・小石川後楽園(東京都文京区)へ紅葉狩りに行ってきました。
但し、私の場合「紅葉狩り」はカメラでの紅葉狩りです。
小石川後楽園の紅葉
かなり色づいてきていますが、まだまだ色づく余地がある気がした。

小石川後楽園の紅葉

小石川後楽園の紅葉

小石川後楽園の紅葉

小石川後楽園の紅葉
私としては珍しくちょっとハイキー気味に出してみました。

小石川後楽園の紅葉
マクロ--とまでは言えないかもしれないが、寄って撮ってみました。

大道芸
大道芸のパフォーマンスも。

この日はやや薄曇りでしたが、もっと空が青ければまた違った味の写真が撮れたかもしれない。
来週晴れたら、また行ってみようかな。

世界報道写真展2011【ネタバレあり】

世界報道写真展ポスター東京・恵比寿の東京都写真美術館で開かれている『世界報道写真展2011』を参観。2010年に世界で起きた数々の出来事が衝撃的な写真で綴られていた。

ポスター(左写真)にもなった大賞作品は、DVと逃亡の果てに夫に鼻と耳を削がれた女性のポートレイト。女の命である顔を著しく損傷させられたにもかかわらず、生気を失っていない凛とした目力――最初に見た時は削がれた鼻にドキリとさせられたが、見ているうちにむしろ目の方に心が引き寄せられる。

その他にも、昨年こんなことがあったな、と思い出されたり、こんなこともあったんだ、世界にはこんな文化や境遇もあるんだ、と思わせられたりする写真の数々が並んでいた。
ハイチの大地震、タイの政局混乱、サッカーW杯、未だに尾を引いているベトナム戦争の爪跡・・・
世界各地で起きた凄惨な出来事を捉えた写真、目を背けたくなるような痛い写真もあれば、スポーツの決定的瞬間を捉えた写真、自然の営みを捉えた写真、思わずクスッと笑ってしまうようなユニークな文化を捉えた写真もある。

そんな中、日本の報道写真とは明らかに違うものが幾つかあった。人の遺体を写し込んだものである。中でも、大地震に見舞われたハイチで遺体の山の上に新たな遺体を無造作に放り投げるシーンを収めた写真が強烈に心に突き刺さった。余りの数の多さに、本来丁重に扱うべき遺体がかくも機械的に扱われている――これが“修羅場”というものなのか、と背筋が凍る思いだった。
1枚だけ、チベットの写真があった。やはり大地震に見舞われたジェクンド(中国名『玉樹』)のものである。チベットでは本来、死者は鳥葬にかけられるのだが、余りの数の多さに火葬にせざるを得ない全裸の遺体が屋外にうつ伏せにさせられてずらりと並べられているシーンが写っていた。
これが、震災というものか・・・
日本も大震災に見舞われた。被災地を直接見てはいないが、私もその写真や映像を幾度となくその目にし、今回の写真展でも特設の映写室で東日本大震災の報道写真のスライドが上映されているのを見た。しかし、日本で遺体を写した写真が紙面やテレビに映し出されることはまず考えられない。日本の報道では伝わって来ない震災の悲惨さ――震災による“人の死”ということを、私はここで初めて痛切に感じさせられた。

「写真」とはよく言ったもので、写真はまさに「真実を写しだす」ツールである。世の中には脚色された写真、脚色された写真を撮る写真家も数多いが、私はそうした写真・写真家に魅力を感じない。
私自身、写真を撮る上で重要視しているのは「リアリティ」である。非現実的な写真、抽象的な写真、“創作”した写真を撮る気にはならない。そこに見える風景、そこにあるもの、そこにいる人のありのままのインパクトや魅力を引き出す写真を撮りたい、「魅せる」写真よりも「伝える」写真を撮りたい――と常々思っている。そんな私にとって、この写真展は非常に見応えのあるものだった。

しかし、私自身にこんな写真を撮ることができるだろうか――恐らく、難しいだろう。なぜなら、今回の写真展で写しだされているような“修羅場”を経験したことが皆無だからである。何かの偶然でそんな場面に遭遇したとしても、足はすくみ、手は震えることだろう。撮ることができたとすれば、それは目の前にあるシーンを「伝えなければ」という強い使命感が恐怖感を上回った時意外あり得まい。

世界報道写真展2011は東京・恵比寿の東京都写真美術館で8月7日まで、その後大阪、京都、滋賀、大分を巡回予定。
公式サイト:https://www.asahi.com/event/wpph/

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