バス憧れの大地へ

雑記ブログ

写真展実況(2日目)

10:50 写真展2日目設営(追加)完了。
会場
ギャラリーのスタッフの方から「外から作品が見えた方がいい」とのアドバイスがあり、急遽最初の部分に1枚追加。
更にこんなものも追加。
会場

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11:00 2日目開始。
相変わらずこの時間は人通りが少ない。昨日よりも少ないくらいで危機感を感じ始めていた11:50、ようやく最初のお客様がご来訪。

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2007年のラサで同宿だった青年が駆けつけてくれた。

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来客がなかなか増えないまま、雨が降ってきた・・・。
雨

土曜よりも多く見込めるだろうという予想とは逆に、来客は少なくなっている傾向。道ゆく人そのものが明らかに減っている。
暫く主催者が持ち場を離れて呼び込みをしても問題ないという悲しい状況になったが、14:30前、ようやく客足が戻ってきた。

雨のため苦戦しつつも、一時は大勢のお客様で溢れ返る。
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知り合いもたくさん訪れ、ちょっと賑やかになってきた

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とてつもない大雨に・・・

16時すぎ、ようやく50人に到達。昨日に比べ1時間遅れ。

17時前。
2ちゃんねる経由チベットサポーター団体様ご来訪!! 一挙8人。
団体様

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最後のお客様。
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19:00 撤収開始。
2日目の客入りは82人。
初日と比べて40人の減でしたが、天気のことを考えればまあこんなものでしょう。

写真展実況

いよいよ写真展開始!!

11:00、設営完了
会場

まだ客足は少ない・・・
チベットグッズを扱っている東京・渋谷のImport Gallery Ako様よりおにぎりとひまわりの花の差し入れを受ける。

午後になって、ぼちぼち人が訪れるようになる。
20090627_02

14時すぎ、中国人の若い男女が通りかかり、中国語で
これって、どこの国?

――やはり、チベットのことを一番知らないのは中国人のようだ。

黙って見ている人が多い中、「~~~だって、ひどーい!!」と声に出して反応してくれる人もいる。こういう反応をしてくれると、遣り甲斐があるというものである。
「あー、ソンツェン・ガムポって世界史で習った!」と言う若い女の子も。教科書よりもこっちの方がいい教材ですよ! これを機会にチベットのことを学んでいって下さい。
香港人の来訪者あり。“Good!”のお言葉をいただいた。果たして説明文を理解できたのか?という疑問はあるが、いかに中国に返還されたとはいえ、香港人と大陸人とでは相当意識が違うようである。

なかなか人が集まらず、苦戦・・・18時前、ようやく100人突破。
(私としては満足していないが、それでもギャラリーのスタッフさんによれば『入っている方』だという)
18時前

19時台に入ると極端に人通りが減ってしまった。30分で来場者1人・・・
19時台後半に少し盛り返してくれたが、それでも19時以前と比べると寂しい。

19時55分。人通りも無くなり、観覧する時間も無くなってきたので、初日終了。

初日の来場者は123人。日曜はもっと増えると思われるので、2日で300人は期待したいところである。

写真展、いよいよ明日から

写真展「旅人の目線から~垣間見えるチベットの現実」いよいよ明日、東京・原宿にて開催です。

準備も完了し(まだ何か思い出して細かいことをやるかもしれないが)、今はリラックスムードでゆったりと明日に備えています。

再度、基本情報を。

日時:
6月27日(土)11:00~20:00
6月28日(日)11:00~19:00
場所:
DESIGN・FESTA・GALLERY EAST 101-5(東京・原宿)

チベットにご関心おありの方、それ以上にチベット問題を知らない方、多数のご来場をお待ちしています。
中国人もかかってこんかい!どうぞお越し下さい。あなた方が誤って認識しているチベットの現実をぜひ知って下さい。

何卒宜しくお願い申し上げます。

チベット潜入『祈りは武器より美しい』トークライブ&パクチーパーティー

昨日のことになるが、写真展のノウハウ学習と宣伝も兼ねて、写真展を東京・世田谷で開いている野田雅也さんと西条五郎さんのトークショーに参加。10年前からチベットに関わってきた野田さん、チベットに関わったのは2008年の長野からと経歴は短いながらlivedoorで渾身のチベット潜伏記を書いた西条さんのトークは、時折ユーモアを交えながらも、武装警察の連中が徘徊する最近のチベットを実際に見た人でないと分からない緊迫感が伝わってくるものだった。

さて、今回の写真展&トークイベントが開かれたのは、旅人を応援するレストラン「パクチーハウス東京」。その名の通り、パクチー料理専門の店である。
この日のトークイベント後、パクチー料理のパーティーが開かれたのだが、パクチーといえば、私の中国滞在時には「不要香菜!!」が料理を注文する際の外国人の決まり文句に等しかったほどの嫌われ者だった。私自身も「慣れたけど好きとは言えない」という感じだったので、正直最初はパクチー料理というものにちょっと抵抗があったのだが、一口食べてみると・・・

お い し い ・・・

パクチーってこんなに美味しかったっけ? 全然臭くないぞ!!
店長によると、その秘密は「日本国内のいい土で育ったパクチーだから」ということだった。何と、日本でパクチーが作られていたとは!!
パーティー後半には、パクチーを使ったモモやトゥクパなどのチベット料理も出てきて、来場していたチベットファン、パクチーファンを喜ばせていた。

料理を楽しむこともいいけど、宣伝、宣伝・・・
トークイベントの最後に写真展の告知をさせていただき、パーティー中も来場者と写真展のことやチベット旅行のことについて大いに語る。そして、野田さんや西条さんほかイベント開催経験者には写真展のノウハウを教えてもらう。
そして、何としても写真展を成功させなければ、と決意も新たにさせられる。

パクチーハウス東京は、小田急小田原線経堂駅から南へ歩いた、モスバーガー隣、CoCo一番屋正面のビル2階にある。ぜひご来パクを。

勝利!チベットの聖なる山が守られた!

先日のエントリーで、チベット・マルカム県のセル・グー・ロ山が鉱物採掘の危機にさらされ、地元民と治安部隊のにらみ合いが続いている、と書いたが・・・
今朝、出勤前にメールをチェックしていると、Students for a Free Tibetからメールが届いていた。

VICTORY! Tibetans Save Sacred Mountain

We are overjoyed to report that Tibetans have successfully
stopped mining operations at Ser Ngul Lo mountain!

Thank you to everyone who responded to our urgent appeal for
action last week; more than 2,800 faxes were sent to the Chinese
government. Your actions have made a difference for Tibetans in
Markham County who have been peacefully protesting for months to
save this sacred mountain. Read more:
http://www.studentsforafreetibet.org/article.php?id=2001

On Monday security forces were withdrawn from the area after an
agreement was reached between the Tibetan community and Chinese
officials. Negotiations continue over the clean up of toxic
chemicals left over from previous mining operations, which local
Tibetans believe have poisoned water sources leading to the
deaths of both people and cattle.

As we share news of this remarkable victory, we are aware that
the situation inside Tibet remains incredibly tense.

Chinese armed forces are patrolling the streets of Tibetan towns
and villages, and we hear of harsh prison sentences, arrests,
and beatings almost daily. And yet, by barring foreign
journalists and closely monitoring phone and internet
communications, the Chinese government has effectively stopped
news and images of its ongoing military crackdown from reaching
the outside world.

最初の一行を読んで、踊り上らんばかりの喜びが込み上げた。

以下、翻訳。

勝利! チベットの人々が聖なる山を守った。
私たちは、チベットの人々がセル・グー・ロ山での採掘行為を中止させることに成功したことを、大いなる喜びをもってここに報告する。

まずは、アクションを起こすことを求めて先週私たちが提示した緊急アピールに応えてくれた皆さんにお礼を言いたい。2800以上のFAXが中国政府に送られた。皆さんのアクションは、この聖なる山を守るために平和的な抵抗を何か月も続けてきたチベットの人々にとって大きなプラスとなった。詳細は以下。
http://www.studentsforafreetibet.org/article.php?id=2001

月曜、チベット人コミュニティと中国当局との間で合意に達した後、治安部隊は当エリアから引き揚げられた。交渉は、先の採掘行為から残留した、人も家畜も死に至らしめると地元民が強く考えている有毒化学物質が浄化されるまで続く。

この注目すべき勝利のニュースを共有すると同時に、私たちはチベット本土の状況が今でも信じられないほど緊迫していることを忘れてはならない。

中国の軍隊はチベットの町や村の通りをパトロールしており、過酷な懲役刑、逮捕、殴打といったことがほとんど毎日耳に届いてくる。そして、外国人ジャーナリストをシャットアウトし、電話やインターネットでのコミュニケーションを注意深く監視することで、中国政府は軍事力による取り締まりのニュースとイメージが外界に届くのを効果的に阻止しているのだ。

以下、別件が続くが、それはまた別の機会ということにして・・・

やったあ!!
非暴力闘争の勝利!!

チベット人、そしてチベットサポーターにとって、これは勇気づけられるニュースである。

しかし、上に書いた内容の最後の部分・・・
そう。このニュースは辛うじてSFTには届いたものの、中国政府によって伝達が阻まれている可能性が高いのである。
現地のチベットの人々を勇気づけるであろうこのニュースが彼らに伝わらないかもしれないのかと考えると、それが残念でならない。

関連コンテンツ

写真展やります!!

前の記事でも書きましたが・・・

大胆にも、無謀にも、身の程知らずにも・・・

写真展やることになりました!!

これまでも願望はあったのですが、自分の写真に自信が持てず、二の足を踏んでいました。
しかし、今年のアースデイ東京で写真を持ち込んだり、チベット関連のイベントで自分が撮った写真を見せたりする中、一部で待望論が出るようになってきました。
そして、自分がチベットサポートにおいてできること、すべきことを考える中、現地で撮った写真があり、それをチベット問題アピールに役立てることができるのであれば、自信云々の問題ではない、むしろ現地旅行経験者としてやらなければならないことである――そう思うに至り、写真展の開催を決意しました。

日時:
6月27日(土)11:00~20:00
6月28日(日)11:00~19:00
場所:
DESIGN・FESTA・GALLERY EAST 101-5(東京・原宿)

会場が原宿となったのは、割と安い貸しギャラリーが見つかったこともありますが、写真展のターゲットがチベット問題をよく知らない人であり、そういう人がうようよ居そうなので打ってつけだと考えたためです。

会場も決まり、チラシも刷り上がり、ようやく準備体制が整った本日、護国寺で行われたイベントで顔見知りの方に手始めにチラシを配ってきました(無差別に配るのは主催者の許可が必要となることから自粛)。
その中に、「チベットチベット」のキム・スンヨン監督もいたのですが、彼はチラシを見るなり一言
「ついにやりますか!!」
――ここにも隠れ待望者が一人いた・・・。

このブログをご覧になっている方々にも、御来訪は勿論のことですが、チベット問題を知らない周囲の方々に宣伝していただければ大変有難く存じます。

何卒宜しくお願い申し上げます!!

佐々井秀嶺師来日講演会「よみがえる仏教 インド仏教復興運動の今」

不覚にもこのイベントを知るまで、佐々井秀嶺という人物のことを全く知らなかった。
先日お亡くなりになった、「ダライ・ラマ自伝」「チベットはいかに中国を侵略したか」などチベット関連書籍の翻訳も手がけたインド学者・山際素男氏による「破天 (光文社新書)」に、佐々井師の波乱に満ちた半生が描かれている。

紆余曲折を経て僧侶となった佐々井師はタイ留学の失敗後、インドに渡り、ナーグプルという街でインド仏教の復興者でありダリット(不可触民)解放運動のリーダーであったアンベードカルのことを知り、アンベードカルの志を受け継いでダリットの仏教への改宗、ヒンドゥー教徒の管理下にあったブッダガヤの大菩提寺(マハボディー寺。ブッダが悟りを開いた地に建てられた寺)奪還運動などを牽引していく。

インドに移って以来日本には戻っていなかった佐々井師がこのほど、所用で44年ぶりに日本に帰国し、先日は故郷の岡山で講演会を行った。この日は東京・護国寺で講演会が行われ、「破天」を通じて佐々井師に強くひき付けられた私も護国寺へと出向いた。
会場に到着したのはまだ講演開始40分前だったが、既に護国寺本殿に設置された椅子席は埋まっており、その前の床スペースに腰を下ろしてお話を拝聴することになる。入場者数は約500人と大盛況だった。

午後3時。厳粛な雰囲気の中、佐々井師が入場する。本殿仏像を拝んだ後、パーリ語で読経。その後、師を撮り続けた写真家や師のお弟子さんのお話があり、そしていよいよ、佐々井師のお話が始まる。

大きく、力強い、迫力のあるだみ声(失礼)が本殿に響き渡り、一種の緊張感が会場を包む。

師が仏門に入ったいきさつを語った後、故山際氏のことなどが語られ、そしてとりわけアンベードカルが始めたダリット解放運動の話には熱がこもっていた。
「インドが語られる際には上位カーストの視点からばかり語られている。不可触民の存在という二面性を語らずしてインドは語れない」
など、インド社会の矛盾を訴える。

書いている時間が無いのでその他詳しい話は割愛させていただくが、「破天」や今回の講演で見えてきたインドで復興した仏教の特色は、
・アンチカースト運動として展開された側面がある。
・派閥はあるものの、”宗派”の別は無い。
・瞑想は行われない。
といったところだろうか。まだまだ認識は浅いので、時間と機会があれば今後も理解を深めたいところである。

万雷の拍手の中、講演は終了。その瞬間、力強さと緊張感に満ちていた師の言葉と表情は一変して穏やかなものに変わっていた。
イベントの全てが終了し、車で護国寺を立ち去られる直前にも「ありがとうございます、ありがとうございます」と、腰を低くして参加者の方々と握手を交わす(私も恐れ多くも握手させていただいた)。そして、用意された車を通り越して歩いて立ち去ろうとしてしまうという、お茶目(笑)な姿も見せてくれた。

仏教とは言っても、チベットとは全く違う世界での運動である。しかし、佐々井師の粘り強い運動姿勢には、チベットサポーターとしての私も大いに勇気づけられた。

佐々井師は今回を最後の帰国と決めているという。インドでの活動に相当な覚悟で挑んでいることが窺い知れる。
しかし、最後に護国寺の住職が言っていたように、この日駆け付けた参加者全てが「またお越しいただきたい」と思っていることだろう。

最後に一言・・・
ジャイ・ビーム!
(アンベードカル万歳! インド仏教界では挨拶も『ナマステ』ではなく『ジャイ・ビーム』である)

【take action!!】チベットでの鉱山盗掘に抗議を(終了)

チベット支援団体「Students for a Free Tibet」のアメリカ本部からTake Action!お願いのメールが届いた。
中国によるチベット鉱山の採掘(=盗掘)に抗議するものである。

Tibetans in Tibet are appealing for help to stop a Chinese company from mining a sacred mountain. Hundreds of people have been peacefully blockading the main road leading to Ser Ngul Lo Mountain in Markham County since May 16th. Tibetans in the region believe mining is poisoning water sources, leading to the deaths of both people and cattle. More than 300 armed security forces have been deployed to the area, and the situation on the ground is reported to be incredibly tense.

Under Chinese occupation, Tibetans are routinely denied the right to determine the use of their own land and resources. Any Tibetan who dares to oppose mining operations is at great risk of arrest, imprisonment, and even torture.

Help protect Tibetans in Markham and their sacred mountain. Let the Chinese government know the world is watching.

1) Fax the letter below to China’s Permanent Representative to the United Nations, Zhang Yesui, calling on the Chinese government to immediately withdraw security forces from the region and to protect Ser Ngul Lo Mountain from mining operations.

2) Call the following Tibet Autonomous Region (TAR) offices in
Lhasa and express your concern over the situation in Markham
County.
Note: Lhasa is 12 hours ahead of Eastern Standard Time (EST)

Secretary of the Chairman of the Tibet Autonomous Region (TAR):
Chairman Qiangba Puncog
Zhuren 1 Kang’angdonglu Lasashi 850000,
Xizang Zizhiqu,
People’s Republic of China Salutation:
Dear Chairman
Ph: (86) 891 632 5889

TAR People’s Government Office: Ph: (86) 891 633 2067
TAR People’s Congress Office: Ph: (86) 891 683 2423

You can take action on this alert either via email (please see
directions below) or via the web at:
http://actionnetwork.org/campaign/markham/8w7n8n72vjntkxjm?

Visit the web address below to tell your friends about this.
http://actionnetwork.org/campaign/markham/forward/8w7n8n72vjntkxjm?

We encourage you to take action by August 1, 2009

URGENT: Protect Tibetans and Ser Ngul Lo Mountain

INSTRUCTIONS TO RESPOND VIA THE WEB:
If you have access to a web browser, you can take action on this
alert by going to the following URL:

http://actionnetwork.org/campaign/markham/8w7n8n72vjntkxjm?

INSTRUCTIONS TO RESPOND VIA EMAIL:
Just choose the “reply to sender” option on your email program.

Your letter will be addressed and sent to:
Ambassador Zhang Yesui

—-THIS LETTER WILL BE SENT IN YOUR NAME—-
Dear [decision maker name automatically inserted here],

I am gravely concerned about reports that Chinese armed security
forces have been deployed to stop a peaceful protest by Tibetans
in Markham County in Chamdo prefecture (TAR). The Tibetans are
appealing for an end to mine operations at Ser Ngul Lo Mountain
– considered sacred by the local people.

Local sources report that approximately 500 Tibetans continue to
blockade the road leading to Ser Ngul Lo Mountain, although
officials in Markham told Radio Free Asia on May 27 that the
standoff was close to being resolved.

Ser Ngul Lo Mountain is considered sacred by Tibetans and is
also a source of income for local farming communities. Despite
opposition from the Tibetans in the region, Chinese officials
have authorized Zhongkai Co, a Chinese mining and lumber company
to conduct mining operations that will cause irreversible
environmental damage to the mountain. Local Tibetans believe
that mining has already contributed to water contamination in
the region, leading to the deaths of both people and cattle.

In response to this protest, the Chinese authorities have vowed
to forcibly remove the Tibetans and have reportedly deployed at
least 300 armed security forces to the blockade site.

I call on the Chinese government to immediately withdraw
security forces from Markham and to negotiate with local
Tibetans an end to mining operations at Ser Ngul Lo Mountain.

—-END OF LETTER TO BE SENT—-

英語じゃ分からん!という方、ご安心を。日本語も以下に掲載。

チベットに住むチベット人たちは、中国企業による聖なる山での鉱山採掘を中止させることへの支援を求めています。5月16日以来、セル・グー・ロ山に至るマルカム県のメインストリートを何百人もの人々が封鎖してきています。チベット人の信仰では、鉱山採掘は水源を汚染し、人も家畜も死に至らしめられると信じられています。300人を超える治安部隊がそのエリアに配置されており、現地の状況は恐ろしく緊迫していると伝えられています。

中国による支配の下、チベット人たちは例によって自分たちの土地と資源を使用する決定権を否定されています。採掘行為に反対するチベット人は逮捕・投獄・果ては拷問という大きな危険にさらされています。

マルカムのチベット人と彼らの聖なる山を助けて下さい。中国政府に、世界が注目していることを知らしめましょう。

1) 下記の内容を手紙かFAXで、中国の張業遂・国連大使に送り、直ちにかの地から治安部隊を撤退させ、セル・グー・ロ山を採掘行為から守るよう訴えかけて下さい。
(カズ注:送付の際は上記の英文をご使用下さい)

2) 以下に記したラサのチベット自治区事務所に電話して、マルカム県の状況に注目していることを伝えて下さい。
注:ラサの時刻はアメリカ東部時間+12時間(=日本時間-1時間)

チベット自治区主席:シャンパ・プンツォク
(住所ほか略)
電話:(86) 891 632 5889

チベット自治区事務所:電話: (86) 891 633 2067
チベット自治区人民代表大会事務所:電話:Ph: (86) 891 683 2423

このメッセージはメール(下記参照)やWebからも送信可能です。
http://actionnetwork.org/campaign/markham/8w7n8n72vjntkxjm?

下記のページからこのアクションをお友達にお知らせ下さい。
http://actionnetwork.org/campaign/markham/forward/8w7n8n72vjntkxjm?

アクションは2009年8月1日までにお願いします。

緊急: チベット人たちとセル・グー・ロ山を守ろう

Webによる応答の説明:
Webブラウザでアクセスする場合、以下のURLからアクションをとることができます。
http://actionnetwork.org/campaign/markham/forward/8w7n8n72vjntkxjm?

Emailによる応答の説明:
メールプログラムの「送信者に返信」オプションを選択するだけ。

あなたの手紙は張業遂・国連大使宛てに送られます。
(カズ注:「送信者に返信」で出てきたメールアドレスは、notice-reply-8w7n8n72vjntkxjm@actionnetwork.org)

——–参考:手紙の日本語訳、ここから——–
○○様

私はチャムド地区のマルカム(チベット自治区)においてチベット人による平和的な抵抗運動を阻止するために中国の治安部隊を配置しているという報告に重大な関心を寄せています。チベット人たちは、地元民に神聖視されているセル・グー・ロ山における採掘行為の中止を求めてアピール活動をしてきています。
地元からの報告によると、およそ500人のチベット人がセル・グー・ロ山へ至る道を封鎖し続けていますが、マルカムの公務員が5月27日、ラジオ・フリー・アジアで、こう着状態は解決に近づいていると話しました。
セル・グー・ロ山はチベット人に神聖視され、また現地の農業共同体の収入源にもなっています。地元チベット人の反対にもかかわらず、中国当局は中国の鉱業・材木会社である中凱に、山に回復不可能な環境的ダメージを与える採掘行為の指揮を認可しました。地元チベット人は、採掘によって既に同地域で水質汚染が起きており、人・家畜双方の死に繋がっていると信じています。
この抵抗運動に対して、中国当局は力づくでチベット人を排除すると明言しており、また聞くところによると、少なくとも300人の治安部隊を封鎖地区に配置されているということです。
私は、マルカムから治安部隊を直ちに引き揚げさせ、地元チベット人とセル・グー・ロ山での採掘行為の中止について交渉することを中国政府に要求します。
——–参考:手紙の日本語訳、ここまで——–

チベットNOW@ルンタ」様によると、セル・グー・ロ山で採れるのはだとか・・・。

漢人のもうけのためならチベットの環境も信仰もどうでもいいということか。ここで盗掘された金はチベット侵略鉄道か何かで根こそぎ中国に運ばれるのだろう。

マルカムのチベット人のため、聖なるセル・グー・ロ山のため、ご協力お願い致します。


同じ件についてもう一つ。

こちらはこの盗掘の片棒を持っているカナダのコンチネンタル ミネラル社に対して抗議するものです。
(情報提供:ロンドンの若松えりさん)

チベット自治区とカム(四川省)を含む地区で自然資源の採掘に対する抗議行動が記録されており,そのうちの一つの抗議行動では
6人のチベット人が中国の武装警察によって撃たれた報告が届いています。
以下はその報道と関連リンクです。(英語)

チャムドで採掘に抗議行動;RFAラジオフリーアジア – 5月24日
http://www.rfa.org/english/news/tibet/mine-05242009130753.html

アジアニュース – 5月26日
http://www.asianews.it/index.php?l=en&art=15353&size=A

RFA ラジオフリーアジア-5月 27日
http://www.rfa.org/english/news/tibet/standoffresolved-05272009175822.html

四川省、カンゼでダムに対する抗議行動;TCHRD チベット人権民主化センター- 5月25日
http://tchrd.org/press/2009/pr20090525.html

チベットネットt report – 5月26日
http://tibet.net/en/index.php?id=938&articletype=flash&rmenuid=morenews

Continental’s news release 5月19日 コンチネンタル社、会見発表(最高経営責任者デヴィッド コープランドのコメント付き)
http://www.hdgold.com/kmk/NewsReleases.asp?ReportID=348001

Students for a Free Tibet – Stop Mining Tibet website スチューデント フォー ア フリーチベット チベットの山を採掘反対ウェブサイト(英語)
http://www.stopminingtibet.com/index.html

ITSNでは各国チベット支援団体と支援者に、カナダ企業でチベットの採掘を行っているコンチネンタル ミネラル社に対して抗議の声を届けるように呼びかけています。
以下の手紙のひな形を使って簡単にどなたにも出来るアクションですが、現在武力による弾圧が続く中で抗議行動を行っているチベット本土のチベット人を、外からサポートできる具体的な行動です。
この一連の採掘に対するチベット人による抗議行動は、現地住民の承諾なしで進められる採掘、水力発電開発に反対して行われています。
カナダのチベットコミッティーとスチューデンツフォー ア フリーチベット(本部北アメリカ)の団体はチベットにおける採掘に関してコンチネンタルミネラル社に対して数年前から抗議を申し出て来ましたが、快い回答が得られるにいたっていません。
チベット人による抗議行動が活発化した今、世界中の支援団体、支援者からの抗議の声の殺到は、年次総会を6月24日に控えた同社に必ず届くことでしょう。

1;手紙ひな形

[氏名、職業、団体名]

宛て名;Mr David Copeland
役職;President and CEO
会社名;Continental Minerals Corporation
住所;1020 – 800 West Pender Street
Vancouver
BC V6C 2V6
Canada

[日付]

Dear Mr Copeland

I join tens of thousands of people who are deeply concerned over Continental Minerals’ continued mining operations at Shetongmon [Ch:Xietongmen] in central Tibet while the Chinese authorities are intensifying their crackdown on Tibetans in Tibet. I call on you to immediately cease all operations in Tibet or face increased global opposition.

Just one week after Continental Minerals published its latest report on the mineral deposits at the Shetongmon mine site, news reached the outside world of Chinese troops quelling Tibetans’ peaceful protests against natural resource projects:

On 24 May 2009, residents of Tawu and Nyagchu County (Karze Tibet Autonomous Prefecture, Sichuan Province) gathered at the local county headquarters to protest the planned forced-relocation of tens of
thousands of Tibetans to make room for the construction of a hydroelectric dam. Tibetan Centre for Human Rights and Democracy reported that Chinese troops fired indiscriminately into the crowd of protestors, and six Tibetan women were seriously wounded. Their current condition is unknown.
In Markham County (Chamdo Prefecture, Tibetan Autonomous Region) hundreds of Tibetans have been protesting against a planned gold mine by peacefully occupying the area for the past several months.
AsiaNews reported that on 16 May 2009, the Chinese authorities responded by sending in security forces. However, up to 500 Tibetans blocked the road leading to the planned mine, which led to a stand-off lasting for several days. Subsequent news indicates that several hundred Tibetans have traveled to Lhasa to complain to the provincial authorities of the ongoing harassment of Tibetan protesters by local officials.

These protests are a clear indication of the Tibetan people’s opposition to the exploitation of their natural resources without their free, prior and informed consent – an international right that has been denied to them under China’s violent military occupation.

Tibetans who dare to protest mining projects do so knowing that they risk arrest, imprisonment, and even death. Following the Chinese government’s crackdown on last year’s overwhelmingly peaceful protests in Tibet, thousands of Tibetans have been imprisoned or disappeared. Tibet remains a conflict zone, with Chinese armed forces patrolling towns and monasteries, and foreign journalists continue to be denied access to Tibetan areas.

On 19 May, you stated “the Xietongmen project can bring long-term benefits to the region.” However, the Tibetan people have no say in the use of their land, and mining in this context poses a serious threat to the survival of the people, their culture, and the environment.

In March 2007, a report commissioned by the Government of Canada to look at corporate social responsibility in the extractive sector included the suggestion that “international ‘no-go’ zones for Canadian extractive companies be established, including countries with serious and widespread human rights abuses, such as Burma and Tibet.”

I am disappointed to learn that you have not heeded this recommendation nor responded to previous letters from Canada Tibet Committee and Students for a Free Tibet calling for your immediate withdrawal from Tibet.

By working in Tibet, your company is complicit in the Chinese government’s violent suppression of the Tibetan people’s desire for human rights and freedom. I add my voice to the global opposition to your Shetongmon mine project and will continue to work to end your operations in Tibet.

Yours sincerely

[Your name, position & organisation]

——————————

手紙日本語訳;

コープランド様

コンチネンタル ミネラル社による、中国当局が弾圧を強化しているなかでの中央チベットにおけるShetongmon [中国名: Xietongmen] の採掘業務に対して大変遺憾をもつ何万の人々とともに手紙を差し上げます。
チベットにおける採掘を直ちに中止してください。さもなくば世界からあがる、より大きな非難の声と向かい合うことになるでしょう。

コンチネンタル ミネラル社がShetongmon採掘場の最新鉱床レポートを発表したちょうど一週間後に中国軍によるチベット人による自然資源開発のプロジェクトに対する平和的抗議行動が鎮圧されたニュースが外の世界に届きました。

– Tawu と Nyagchu郡(Karze Tibet Autonomous Prefecture, 四川省)の住民は地元、郡役所本部で、水力発電開発のため何万人ものチベット人が強制移住を強いられることに抗議するために集まりました。チベット人権民主化センターによる報道では中国軍は民衆に対して無差別に発砲し
内、チベット人女性6人が重傷を負いました。彼等の現状はわかっていません。

– Markham 郡 (チャムド県 , チベット自治区)では推定何百人ものチベット人が過去数ヶ月に渡って予定されている金の採掘に反対して平和的な抗議行動を行っていました。
アジアニュースの報道では5月16日中国党局は武装部隊を送りましたが、500人強のチベット人が採掘予定場への道を塞ぎ近づけないようにして、何日かが過ぎました。
それに続き県党局の地元住民に対する止むことの無いハラスメントに対して抗議するため、何百人ものチベット人がラサに向かったと報告されています。

これら一連の抗議行動は中国の暴力的な軍事支配のもとで、本来なら事前に明らかにされた情報のもとで承諾されるべきチベット人の自然資源にたいする破壊行動に対して明らかな反対意見の意思表示です。

チベット人は採掘プロジェクトの抗議行動に参加することによって、逮捕、受刑や死の危険があることを充分知っています。
昨年の完全に平和的な抗議行動勃発後、中国政府による取り締まりは強化され何千人ものチベット人が行方不明または拘束されています。
チベットは現在も紛争地域とされ中国武装警察は市街地、僧院をパトロールと称して取り囲み外国人記者はチベットの入国を許可されていません。

5月19日の貴社は「Xietongmen プロジェクトは地元への長期なメリットを与えられる」と発表しました。
しかしながら、地元住民であるチベット人は土地の使用に対して何の権利も無いばかりか、子のスケールでの採掘は彼等の生存、文化、環境に対する深刻な脅威となります。

2007年3月、カナダ政府が委託した企業の社会的責任をまとめた文書では、資源採掘産業の
深刻で広域に及ぶ人権侵害を行っているビルマとチベットを含む国に「国際的に全面侵入禁止エリア」を設けることが含まれていました。

これらの勧告を留意しなかったばかりか、
Canada Tibet Committee と Students for a Free Tibetのチベットから即時撤退の
再三の訴えに対しても、何の返信も無かったことを知って、大変残念に思います。

チベットで継続して活動することは、チベット人の自由と人権を望む声に対する中国政府による暴力的な弾圧に貴社が加担していることを意味します。

貴社のShetongmon採掘プロジェクトに対する国際社会の抗議の声に参加するとともに
チベットのおける貴社の活動停止に向けて働きかけて行くことを表明します。

敬具

[氏名、職業、団体名]

2;宛て先

a. コンチネンタル ミネラル社;Continental Minerals Corporation
最高経営責任者: Mr David Copeland
住所: Continental Minerals Corporation
1020 – 800 West Pender Street
Vancouver
BC V6C 2V6
Canada
Fax: +1 604 684 8092
Email: info@hdgold.com

b. 親会社;Hunter Dickinson
(住所、ファックス、Eメールはコンチネンタルと同じ)
最高責任者: Mr Ronald Thiessen
Address: Hunter Dickinson
1020 – 800 West Pender Street
Vancouver
BC V6C 2V6
Canada
Fax: +1 604 684 8092
Email: info@hdgold.com

※いずれの活動も既に終了済みです。

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