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雑記ブログ

ダライ・ラマ法王来日法話―映画館でライブ・ビューイング(2015年)

尊敬するダライ・ラマ14世猊下が今年も来日された。今回は東京の昭和女子大学で4月12~13日にかけて法話が行われるのだが…

私はそのチケットを買いそびれてしまっていた…

しかし、今回は粋な計らいがあった。
ダライ・ラマ法王法話ライブ・ビューイング
全国各地の映画館でライブ・ビューイングが行われたのだ。
その映画館の中に、私の地元である川崎のチネチッタが入っていたので、この日の午後の部のチケットを買って参加した。
(今回の法話は日曜日と月曜日の午前・午後の計4回あり、それぞれ違う内容になるのだが、私は平日は無理だし、日曜の午前も都合が悪かったので日曜の午後の部だけの参加となったが、映画館のライブ・ビューイングならバラでチケットが買えたのがありがたかった)

13時半。映画館のスクリーンに法皇様が入場する姿が映し出された。現地ではスタンディングオベーションで迎えているというのに、映画館では皆ひっそりとしている。このへんに現地と遠隔地との温度差がある。

法話の内容は、これまでの法話でも何度も挙がっていた、「空(くう)」についてが中心。
「世の中の全ては実体があるように見えるが、名前をつけられてそう思われるだけで実際は「空」なのである。実在にとらわれず、空の理解を育み、菩提心を育むのが修行者のあるべき姿」
などというお話をされた。
最後の方にはナーガールジュナの経典の紹介があったが、ここで現地と遠隔地との“格差”が明らかになった。この部分は現地で配布された資料を見ながらのお話になったのだが、ライブ・ビューイングではその資料が配布されなかったのである。

15時半すぎ、法話は終了。現地ではやはりスタンディングオベーションで法皇様を見送っていたが映画館の方はやはり、一部の人が拍手するだけでひっそりとしていた。

ライブ・ビューイングはバラでチケットが買えたことや、現地で見ていては豆粒程度にしか見えない法皇様のお姿がスクリーンに大きく映し出されて、左右に体を動かす様子や「頭上の照明が暑い」と頭におしぼりを乗せる様子(笑)がよく見えたことなどは良かったが、やはり臨場感に欠ける。

次の機会は生でお話を拝聴したい。


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